抜かなくてはいけないと診断された歯を抜かずに放置しておいた結果

香川県高松市の

咬み合わせ入れ歯専門歯科

吉本歯科医院の吉本彰夫です。

 

歯を抜かなくてはいけないと数軒の歯医者さんで診断されたが

どうしても歯を抜くのが嫌だ

抜かずに治療できるところはないかと

歯を抜かないままおいておかれる方がいらっしゃいます。

 

 

もちろん誰だって歯を抜きたくはありません。

できるなら歯を残したい

そのお気持ちはよくわかります。

 

 

しかし、

抜かなくてはいけないと何度も診断されたにも

関わらず抜かずに放置しておく

どんなことが起こるか?

ということを

ご存じないんですね。

 

歯を抜かなかった場合どういうことが起こってしまうのか?

をお話させて頂きますね。

 

 

多くの方は(ほとんどです)、抜かないといけないと診断された歯を

抜かずにそのまま放置しておくことの恐ろしさをご存知ありません。

 

 

『歯を抜歯しなければいけないと診断されたが、どうしても歯を残したかった

歯を抜かずに治療してもらえる歯科医院にいくつか転院しているうちに

鼻の部屋と口を仕切る硬い壁(骨)に穴があいてしまった』という患者さんの実例をお話します。

P3050077.jpg

※これはある患者さんの骨の模型です。

右上に穴が空いている部分があります。

 

鼻の部屋と口を仕切る硬い壁(骨)に穴があいてしまっているのです。

 

そしてこれは決して珍しいケースでは、ないのです。

 

私のところにご相談にお越しになれる方の

ほとんどが歯を抜きたくないということだけで

誤った選択をされる方が多いのです。

歯を支えているのはなのです。

 

下の図でいえば

大根が歯、
黄土色部分が、です。

大根も顔の頭が見えているのは3分の1程度で
残りに3分の2は骨に埋まっています。

歯を抜かないといけない原因には、

歯を支えている周りには骨があるのですが、

その骨が実は溶けてしまいます。

 

歯の周りの骨が溶けるということです。

 

骨が溶けたら歯は支えられませんから

歯が抜けます

 

つまり

ほうっておいても抜けてしまうかもしれません。

 

 

隣の歯の骨も溶けていくのです。

そうすると何が起こるのか。

隣の歯も抜かないといけなくなることがあります。

 

「歯を抜かないといけない」と診断された歯があったが、

抜きたくなったし

特に痛くなかったし

食事もできていたので

そのまま抜かずに期間をおいていたら

隣の歯まで抜かないといけなくなった。

ということは実はよくあるのです。

 

骨が溶けるということはその場のその歯の骨だけが溶けるということではないのです。

骨は繋がっています。

隣の歯の骨まで溶かせます

上の骨が溶けた場合、上には何があるのでしょうか。

 

鼻があります、鼻の部屋があるのです。

 

鼻と口はそれぞれ単体であるものではなく

中で繋がっています

 

頭蓋骨をご覧頂くともっとよくわかりますね。

鼻とお口はこうして

繋がっているんです。

「歯を抜かないといけない」と

診断された歯を抜かずに置いておくと鼻の骨まで溶けていきます。

 

鼻の部屋と口を仕切る硬い壁(骨)に穴があいてしまっているのがわかります。

鼻の骨が溶けたらどうなるのでしょうか?

口と鼻は肉で繋がる状態になります。

 

その肉は良い肉でしょうか?

悪い肉でしょうか?

悪い肉ですよね。

 

ですからその悪い肉は除けないといけなくなる時期が来ます。

 

その肉を除けたらどうなるんでしょうか?

当然鼻と口には穴があきます。

 

小さい穴であれば自然にふさがります。

大きい穴であれば塞がらないですね。

 

穴があいたままになります。

 

通常は食べたものが喉を通り、食道に入り胃に流れていきますよね?

 

しかし

鼻の部屋と口の部屋を塞ぐ壁に穴が開いていたら

食べ物が鼻に入るんです。

 

 

歯を抜かなくてはいけないと診断された歯を

抜かずに放置しておくことの恐ろしさも、知って下さい。

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